ただいま~と元気に帰宅
「お腹空いた、このパン食べていい?」
フランスパンを指差す息子。
自分で切って焼きたいらしい。
チビチビ食べたいのか、小さくカットしていた。
(この小さくカットした事が今回の事の始まり・・・)
「何分?」
「5のメモリより少し下くらい」
しばらくすると
「わぁ、トースターからゆげ!!!!!」と大騒ぎ。
それはゆげではありません、煙です・・・・とか思いつつ
を観ていた。
しばらくして
「どぉ?」と声をかけた。反応なし・・・
キッチンを覗くと
煙モウモウの中に、うつむきながら涙でグショグショの息子が立っていた。
まぁ、可愛い
「失敗しちゃった
」と大泣き
小さく小さくカットしたパンは焼けるのが早かった・・・
お料理に失敗はないんだよ~って言い聞かせ
焦げ焦げのパンをナイフで削る。
よ~く焼けてカリカリになったパンにバターをつけて食べさせた。
「こ~ゆうの、ラスクって言うんだよ~
」
かなり無理があるが、本人は結構美味しいと満足している様子
他のパンは削るのが面倒なくらい真っ黒だったので
「もう棄てた方がいいよ」って言ってしまった。
しばらくしてキッチンでガリガリ削る音がしてきた。
執念深い一面を初めて見た気がした。
そして1個くれた。
「美味しいね
」って言ったら
「お料理に失敗はないね」だって。
そう思ってくれてとってもうれしかったし
この子はきっと美味しいものが作れるようになると思った。